子犬を迎えた日
待ちに待った子犬が今日からあなたの家族の仲間入りです。 「友達に見せたい」「抱いて歩きたい」でも・・・ちょっと待って! 子犬を迎えた当日は、先ず休ませる事、ゆっくり安眠させる事を第一に考えてあげてください。 最初の10日間は移動の疲れや新しい環境に入った緊張が重なり大変なストレスになっています。 環境が変わると言う事は、その良し悪しに係わらずストレスを伴います。 それまで元気だった子犬が、あなたの家に迎えられて半日〜3日で急に元気がなくなり下痢や嘔吐を繰り返したり 食欲がなくなったりすることがあります。 これは特別な病気ではなく環境の変化によるストレスから起こったものと考えられますので すぐに私共へご連絡下さい。状況に応じて必要な手当てなどをお知らせいたします。 小さな子供さんのいるご家庭では特に注意が必要です。 生命の大切さを教え弱い立場のものをいたわる心を育む上で小さな動物に勝るものはありません。 しかし一つ間違えると大変不幸な結果を招く事にもなりかねません。 幼児には、子犬は人形やおもちゃではない事、強く抱きしめたりしつこく触ったりしてはいけない事を 最初によく教えてあげてください。 子犬は人間の赤ちゃんと同じで1日のほとんどの時間眠っています。 眠っている時に声をかけて起こしたりしないで眠りたいだけ寝かせてあげてください。 |
どんなに上等なものでも初めて食べたもの慣れないものを食べると消化不良を起こす事が多いので しばらくは今まで食べていたフードをあげてください。(子犬をお渡しする時に10日分位のフードを差し上げます) 生後3ヶ月〜4ヶ月位までは噛むのが下手なのでぬるま湯でふやかしてから与えてください。 その後お湯の量を徐々に減らして行き生後5ヶ月位には硬いまま食べさせるようにしてください。 人間の食べ物は味が濃いので与えないで下さい。水はいつでも飲めるようにしてください。 (牛乳は下痢をすることがあるのであげないほうが良いと思います。ネギ類やチョコは中毒を起こし危険ですので 間違えて食べてしまわないように気をつけてください。) フードの量は成長に合わせて少しづつ増やしてください。フードの量が多い=下痢 フードの量が少ない=便がコロコロになる(一応の目安です) つまみ取れるくらいの形のある便をする様にフードの量を調節してください。 食事の回数は1日2〜3回です(3回あげる場合お昼は半分位の量でOK) 食事と食事の間隔を最低でも5時間以上空けてください。 (体の小さい子、食の細い子は1回に食べる量が少ないため回数で補ってあげなければならないので 1日に3〜4回与えます。また、大型犬の場合は正常な大きさに育てるため3〜4回与えます) 生後4〜5ヶ月(歯が抜けかわる頃)になると急に食べなくなってしまうことがありますが、元気が良くて 下痢や嘔吐などがなければ心配ありません。(フード以外のものなら喜んで食べる場合が多いですが 次から次に色々な物をあげてしまうとますますフードを食べなくなりイタチゴッコになってしまうのでご注意ください) 食べないから可哀想と、いつまでもフードを置いておくとダラダラ食べる習慣をつけてしまい 本当に具合が悪い時に発見が遅れてしまうと言う事もあるので、残ったものはさっさと片付けてしまいましょう。 特に夏場は腐りやすいので注意してください。 |
トイレのしつけ
サークルなどの中に半分は寝る場所、もう半分はトイレの場所を作ってあげると 子犬は自分の寝る場所からなるべく離れた所でオシッコやウンチをするので トイレの場所で上手く出来たら誉めてあげてください。(ご褒美をあげてもOK) サークル内のトイレで上手く出来るようになったら徐々にサークルの外に出すようにしましょう。 少し大きくなってサークルから出す時間が長くなった場合は部屋の2〜3ヶ所にトイレを作ってあげると良いでしょう。 まだトイレの場所を理解してないような小さい時期に、粗相した事で飼い主さんに叱られると 隠れてするようになってしまう場合もありますので最初のうちは「出来なくて当たり前」位の気持ちで接して下さいね。 |
親から受け継いだ免疫がなくなっていくのが生後2〜3ヶ月にかけてなので、この時期に獣医さんでワクチン接種を してください。(新しい環境に慣れて健康状態の良い時に) 2回目のワクチンが終わって2週間経つまでは他の犬と接触させたり散歩したり人ごみに連れ出したりしないで下さい。 (獣医さんにより3回接種の場合もありますので獣医師とご相談下さい) こちらで1回目のワクチンを接種してからお引き渡しになりますので 2回目のワクチンからお客様のほうでお願い致します。 |
健康チェックの時に検便をし虫がいないのを確認してお引渡ししていますが 念のため2回目のワクチンの時に一応検便する事をお薦めします。 虫がいないのにお薬(虫下し)を飲ませる必要はありませんし、万が一虫がいた場合でも 虫の種類によってお薬の種類も違うので市販のお薬などをご自分の判断で飲ませないで下さい。 |
お願い
命あるものにつき、返犬、交換などは堅くお断りしておりますので
ご了承下さい。